Quest2でパススルー表示するMRTKの設定

MR
2022.11.20

ダウンロード

Unity（2020.3.xx）をインストール、MixedRealityFeatureToolをダウンロードし解凍する。Oculus IntegrationはUnity Asset Storeでダウンロードしておく。
Unityのバージョンは必ず2020.3.xxを使用する。2021以降ではMRTKのシェーダーがコンパイルエラーとなり使用できない。

Unity Editorをインストールする際にAdd modulesで選択するものは次の通り。

  • Android Build Support
    • OpenJDK
    • Android SDK & NDK Tools
  • Windows Build Support (IL2CPP)

MRTKの導入

テンプレートは「3D」を選択しプロジェクトを作成する。

[File]-[Build Settings]でAndroid向けの設定を行う。次に[Switch Platform]ボタンをクリックする。

Texture Compression：ASTC
ETC2 fallback：32-bit
Run Device：USBケーブルで接続されているデバイス

[Edit]-[Project Setting]を表示し各種設定を行う。

Playerの[Android Settingsタブ]-[Other Settings]
Color Space：Linear
Graphics APIs：VulkanまたはOpenGLES3のどちらか一方

Playerの[Configration]
Scripting Backend：IL2CPP
Api Compatibility Level*：.NET4.x
Target Architechtures：ARM64にチェック

XR Plugin Managemenetタブを開き[Install XR Plugin Management]ボタンをクリックする。

表示されたAndoroidのタブで[Oculus]にチェックする。

MixedRealityFeatureToolを実行し、Unityのプロジェクトフォルダを指定する。指定したら、[Discover Features]ボタンをクリックする。

必要なものを選択し、[Get Features]ボタンをクリックする。

最低限「Mixed Reality Toolkit Foundation」を選択する。ボタンやシェーダー等が必要であれば「Mixed Reality Toolkit Standard Asssets」と「Mixed Reality Toolkit Tools」を選択する。

[Import]ボタンをクリックする。

[Approve]ボタンをクリックする。

[Exit]ボタンをクリックしUnityに戻るとMRTKの読み込みが始まる。

[Next]ボタンをクリックする。

[Next]ボタンをクリックする。

Audio SpecializerでOculusSpecializerを選択し[Apply]ボタンをクリックする。

[Import TMP Essentials]ボタンをクリックする。

[Done]をクリックし完了。

UnityエディタのPackage Managerを開きOculus Integrationをインポートする。

メニューの[Mixed Reality]-[Toolkit]-[Utilities]-[Oculus]-[Integrate Oculus Integration Unity Modules]

設定方法

メニューの[Mixed Reality]-[Toolkit]-[Add to Scene and Configure]をクリックする。

シーンビューのHierarchyに追加されたMixedReality Toolkitを選択し、インスペクターのMixedRealityToolkitにある[Clone]ボタンをクリックしクローンを作成する。

Cameraのクローンを作成する。

Display SettingsのOpaqueでBackgroundのアルファチャネルの値を0にする。

Inputのクローンを作成する。

MRTK-Quest_OVRCameraRig.Prefabをコピーし[Input Data Providers]-[XR SDK Oculus Device Manager]-[Ovr Camera Rig Prefab]にセットする。

MRTK-Quest_OVRCameraRig.PrefabはプロジェクトフォルダのAssets/Oculus/VR/Prefabsにある。このファイルを一旦デスクトップにコピーし、そのファイルをUnityエディタにドラッグアンドドロップし追加する。

MRTK-Quest_OVRCameraRig.PrefabにOVR Passthrough Layer（スクリプト）を追加し、Placementの値をUnderlayに変更する。

OVR Manager（スクリプト）の[Quest Features]-[General]にあるPassthrough Capability Enabledにチェックする。チェックすると少し下に出現する[Enable Passthrough]にもチェックする。

[Quest Features]-[Experimental]のExperimental Features Enabledにチェックする。

Build And Runで上手くいくか確認する。

もし上手くいかなかったら、MRTK-Quest_OVRCameraRigの設定や、そもそも設定変更したRigをOvr Camera Rig Prefabにドラッグアンドドロップしたか等をご確認ください。

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