プラモのボディを3Dスキャンしてみる

3DCG

少し前に手に入れた3Dスキャナーですが、中々使いこなせず苦労しています。そんな中、自動車のプラモデル(正確にはミニッツレーサー)の塗装をすることになり、練習用のモデルが必要となったのでスキャンと3Dプリントを行いました。

今回スキャンするのは、京商 ミニッツレーサーAWD向けボディのトヨタ スープラです。

ミニッツレーサーのボディ。シルバーのサフを吹いてあります。

スキャンに使用したのはSHINING 3D社のEinstarです。レーザースキャンの他、RGBカメラでのテクスチャ取り込みも同時に行うことが可能です。

解像度0.1mm 14FPS テクスチャも同時に取り込める3Dスキャナです。

スキャンを開始して気付いたのは、サーフェイサーの色がシルバーなので上手くスキャンできないということです。どれだけ繊細なんだという感じですが、マーカーも貼れないサイズなので頑張ってスキャンします。

何とか全体の形が判る程度になりましたのでメッシュを作成します。この時、表面を滑らかにするためのスムージングや穴埋めなどを行います。穴を埋めるとなぜか風船みたいになりましたが、ここは気にせず進みます。なお、このメッシュはSTL形式で書き出しました。

書き出したSTLファイルをBlenderで読み込み加工します。ここではボディ下の風船を削除し台座を作りました。そして再びSTL形式で書き出します。

データをスライスソフトに読み込み、プリントデータを作成します。2個作成し、たくさん練習できるようにしました。ただし、サイズは1/2です。

で、4時間掛かってプリントしたのがこちらです。プリントの質などについては今回の趣旨から外れますので触れませんが、3Dスキャンからプリントまで通しで作業できたのはいい経験になりました。

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